【ボルダリング】クロスムーブのやり方とコツ!上手くなりたい人に詳しく解説!

ボルダリングのクロスムーブの画像 テクニック

こんにちは!ノボローです!

 今回はクロスムーブのやり方とコツについて解説をしたいと思います!

 クロスムーブはクライミングにおける重要なテクニックの一つなのですが、単に腕を交差させて次のホールドを取るだけではありません。そこにはホールドの持ち方や重心の移動など、繊細なテクニックがあります。

 この記事を読めば、クロスムーブについて理解を深めることができ、明日からのクライミングで実践することができますよ!

ノボロー
ノボロー

クロスが上手くできると、とてもスムーズに登れるようになるよ!

ヒールフックのやり方とコツ!の記事はこちら

クロスムーブとは

ボルダリングのクロスムーブ

 クロスムーブとは、その名の通り腕を「クロス」させて、次のホールドを取りに行くムーブの事です。トラバース(横移動)が多い時などに有効です。

 ボルダリングでは常に右手、左手、右手…のように、順番に手を出せば登れるというわけではありません。時には左手で取ったホールドよりも更に左にホールドがあったり、一つのホールドを両手で持ったり(マッチ)しなければいけない時があります。

 クロスムーブのメリットの1つは手数か減らせることにあります。手数の多い課題では、トップホールドを取るまでにいかに体力を温存させるかが大切になります。マッチを繰り返すムーブよりも圧倒的に手数を減らすことができます。

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クロスムーブのやり方

ボルダリングのクロスムーブのやり方

 クロスムーブの基本的な流れを紹介します。

① 左側にあるホールドに対して、左手で取りに行けない場合、クロスムーブで次のホールドを狙いに行きます。

② ホールドを持っている左手よりも上から右手を出します。この時、身体をひねって側体になります。体重は左手に乗っている状態です。

③ ホールドを取ったら、重心を移動させて身体を切り返します。この時、体重は少しずつ右手の方へ移っていきます。

④ 重心を移動させ、体勢が安定したら次のホールドに手を伸ばします。

側体で足を先行させる

ボルダリングのクロスムーブ

 クロスムーブの基本的な体の使い方を紹介します。

 体を横に向けて足を先行させることによって、壁の中で片方の手を離しても安定するようになります。側体の体勢をキープしつつ、身体を壁とは反対の方向にねじって次のホールドを取りにいきます。腰の横を壁に近づけるイメージで行うと良いでしょう。

ホールドの持ち方

ボルダリングのクロスムーブ

 ホールドを持つときの手首の向きも重要なポイントになります。

 クロスムーブでは、クロスした後に重心を少しずつホールドを取った方に移動させていく必要があります。画像の左側のように、手首を自然な状態にしてホールドを持ってしまうと、うまく重心を移動させることができないことがあります。

 ホールドを掴むときの手首の形は次の動きを想定した形にするのが良いでしょう。次のホールドの位置や身体の動きを予想して、身体を引きつけやすい持ち方をするのがポイントです。

手は上から?下から?

ボルダリングのクロスムーブ

 基本的には今持っているホールドよりも上にホールドがついていることが多いので、手は上から出すことが基本になります。

 まれにトラバース(横移動)の課題などは、真横や下にホールドがついていることもあるので、その場合は手を下から出す方が有効なこともあります。

注意点

ボルダリングのクロスムーブ

 注意点の1つ目は、身体をねじらずに正面を向いた状態だと距離を出せない上に、うまく手を出すこともできません。また、正面を向いたまま無理に手を伸ばそうとすると、背中の筋肉をうまく使えていないので、腕や指に余計な負荷をかけることになり、ケガに繋がる可能性もあります。

 注意点の2つ目は、手をクロスさせたあとにゆっくりと重心を移動させるのですが、しっかりと保持ができていなかったり、無理矢理に重心を移動させようして落ちた場合、振られる力が大きくなり悪い体勢で落下する危険性があることです。

まとめ

 クロスムーブは持ち替えやマッチができないホールドや、どうしても手をクロスさせなければならないときに行うムーブです。コンペなどではポケットやカチなどの持ち替えができないホールドで構成された課題が多いです。

 クロスムーブはただ単に手をクロスさせればできるムーブというわけではありません。身体の使い方、ホールドの持ち方、重心の移動を意識する必要があります。

 この記事を参考にして、明日からのクライミングにぜひ役立ててください!

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