クライミングシューズの構造を詳しく解説!選び方のポイントを紹介!

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ノボロー
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ボルダリングにおいて、クライミングシューズはクライマーのパフォーマンスを左右する大事なアイテムです。

つま先が曲がるくらいきつめのサイズを履くクライミングシューズは、自分の足の形に合わなければ足が痛くなったり、ヒールが脱げてしまったりします。

だからこそ、自分に合った一足を見つけることは、クライマーにとってとても大切です。

今回の記事は、クライミングシューズの購入を考えている方に、クライミングシューズの構造を理解し、自分にあった一足を見つけるポイントを解説していきたいと思います!

この記事はこんな人におすすめ!

  • クライミングシューズの構造について知りたい人
  • 自分に合ったクライミングシューズを探している人

ボルダリングは週に何回登るべき?強くなるための登る頻度とは?の記事はこちら

クライミングシューズとは?

スポーツクライミングはあまり道具を必要としないスポーツです。リードクライミングであればロープやハーネス、外岩を登るのであればマットなどを用意して安全を確保する必要がありますが、ボルダリングはクライミングシューズさえあれば楽しめるスポーツです。

クライミングシューズはクライマーのパフォーマンスを左右する唯一の道具と言って良いでしょう。

今にも滑ってしまいそうなフットホールドに足を乗せたときに耐えてくれるシューズ、ほとんどの体重を支えてくれるヒールフック、足の甲の摩擦を使うトゥフック、このようなちょっとした違いが、課題を登れるかどうかを左右する要素となります。

そのためクライマーは、特にプロのクライマーともなれば、自分に合ったシューズを選ぶことに相当な神経を使います。

シューズの基礎知識

まずはシューズ全般の基礎知識を知っておきましょう。

クライミングシューズだけではありませんが、シューズはさまざまな部品が組み合わさって出来上がっています。

○アウターソール(外底)

アウターソールは地面と接地するので、一番耐久性が求められる部位です。

○アッパー(甲皮)

足の甲の部分を覆う、シューズの表面です。皮が使われることが多く、ある程度の伸縮性があり、デザイン性を出せる部位です。

○ミッドソール

アッパーとアウトソールの間の、クッションの役割があります。

○インソール(中底)

アッパーとソールをつけるために必要な中底です。足の曲がりに影響する重要な部位で、足指の曲がりをサポートしてくれます。

○タン

レースアップやベルクロで締め付けるときに足の甲の部分の保護してくれます。また、ほこりやゴミが靴に入るのを防ぐ目的もあります。

クライミングシューズの各部名称

ソール

クライミングシューズでソールと言うと、基本的にはアウトソールのことを指します。

ホールドに対してグリップ力を発揮するソール部分は、クライミングシューズの性能として特に重要となる部分で、各メーカー独自の摩擦力の高いソールを開発しています。

ランドラバー

ランドラバーは着脱のときに伸び縮みする役割があります。ソールほどの耐久性はありませんが、フリクション性能が求められる部位です。

ヒールカップ

ヒールカップの大きさや形は、シューズの履き心地に大きく影響する部位です。大きすぎるとヒールフックのときに脱げてしまい、きつすぎると足が痛くなってしまうので、ヒールカップの形状が、自分のかかとにフィットしているか確認をしましょう。

シャンク

シャンクとはミッドソールのことを指し、アッパーとソールの間にある部位です。樹脂でできていることが多く、シャンクの厚さが足裏感覚に大きく影響を与えます。

スリングショット

アキレス腱から土踏まずを締め付け、足を前に押し出す役割があります。こうすることによって、つま先部分に力を入れやすくなり、ヒールフックの安定感も増します。

トゥラバー

トゥの部分に張られているラバーで、トゥラバーの性能はトゥフックがかかるかどうかに直結します。足の甲の内側に張られていることが多いですが、甲全体に張られているシューズもあります。

ブルタブ

クライミングシューズに必ずブルタブが付いています。足を押し込むように履く必要があるクライミングシューズは、このブルタブを引っ張ってかかとを入れます。

ベルクロ

クライミングシューズで1番多い着脱方式はこのベルクロです。他には紐で締めるレースアップと、何も付いていないスリッパタイプがあります。

次の章で詳しく説明します。

3種の着脱タイプ

スリッパタイプ

ベルクロや靴紐が無いタイプで、脱ぎ履きがとてもしやすい。調整ができない分、自分の足にピッタリとフィットしていないと、ヒールフックなどをしたときに脱げてしまうこともある。

足の甲に余計な部位が無い分、トゥフックなどがしやすいことも良い点で、アップシューズに使うクライマーも多い。

ベルクロタイプ

スリッパタイプとシューレースタイプの間に位置し、クライミングシューズに一番多く採用されている着脱タイプ。

フィット感を調整することができ、初級者から上級者まで使うことできる。

シューレースタイプ

靴紐があり、紐を締めて履くタイプで、自分の足にピッタリとフィットさせやすい。外岩で使う人が多く、コンペのときに紐を締めながら集中力を高める選手もいるとか。

サイズの調整がしやすいメリットがあるが、脱ぎ履きに時間がかかるのがデメリットとしてあげれらる。頻繁にシューズを脱ぐ人にはあまり向いていない。

クライミングシューズ着脱タイプ3種類の特徴!の記事はこちら

ストレートとターンイン

ストレート

ストレートタイプのシューズは足に自然にフィットする形状をしているので、履き心地や足入れがとても良く、初めてクライミングシューズを購入する人はこの形状を選ぶことをおすすめします。

性能はオールラウンドでどんなムーブにも対応でき、日常的に履いている靴と同じような形状なので、長時間履いていても疲れにくいので、最初の一足にはピッタリと言って良いでしょう。

ターンイン

ターンインタイプのクライミングシューズは、シューズの端で小さなホールドを踏むエッジングにおいて優れた性能を発揮します。

つま先が内側にカーブしていることで、親指に力を集中させやすく、これにより小さなホールドでも安定して踏めるようになります。

ただし、クライミングシューズを履きなれていない人が長時間履いていると、足が痛くなってしまうことがデメリットです。

ストレートとターンインの違い!の記事はこちら

ダウントゥとフラットトゥ

ダウントゥ

ダウントゥはつま先が下に落ちているタイプです。ダウントゥのシューズは強傾斜で足を残したいときに力を発揮します。

その反面、接地面積を多くとる必要のあるスメアリングやボテを踏むことは苦手としていることと、シューズが足に馴染むまでには少し時間がかかることがデメリットとしてあげられます。

フラットトゥ

クライミングシューズの基本的な形で、ソールの底が平らになっているタイプです。ダウントゥのシューズほど、つま先に力が伝わりませんが、ラバーの性能を活かして、摩擦力を上手く使うクライミングに向いています。

また、トゥフックなどのフック系のムーブや、足入れの良さもフラットトゥの良い所です。

セパレートとワンピ―ス

セパレートタイプ

最近のモデルに多いセパレートタイプは、つま先とかかとのソールがそれぞれ独立しています。土踏まずの部分が柔らかく作られているので、つま先とかかとの剛性と、柔らかさを両立しています。

ワンピースモデル

つま先からかかとまでのアウターソールが1つになっているモデルです。小さな粒を踏んでもシューズが負けることのない剛性さが持ち味です。

全体的に硬めに作られていることが多いが、履いているとシューズがなじんでくる感覚があるので、履き込むことで徐々に自分の足にフィットしてきます。

選び方のポイント

クライミングシューズを買うときに、多くの人が持つ疑問について答えていきたいと思います。

初心者
初心者

いろいろな特徴があるのは分かったけど、結局何を決め手にすれば良いの?

ノボロー
ノボロー

ストレートやダウントゥなど、何が自分に合っているかは後々分かってくる!1番に考えるべきは自分足の形に合っているかどうか!

初心者
初心者

最初の一足はいつ買うべきですか?

ノボロー
ノボロー

安い買い物ではないので、まずは続けられるかどうかを考えましょう。初めてボルダリングする人が触る課題では、シューズの性能はほとんど関係ありません!4級や5級くらいをコンスタントに触るようになったら、マイシューズの購入をおすすめします!

初心者
初心者

きつめが良いって聞いたけど、どれくらいきついの良いの?

ノボロー
ノボロー

上級者でもない限りは、足の指が軽く曲がる程度だけど、ずっと履いていられる(30分~1時間)くらいのサイズを選ぶと良いです!

初心者
初心者

着脱方式は何がおすすめですか?

ノボロー
ノボロー

間違いなくベルクロタイプです!オールラウンドに対応できるので、迷ったならベルクロタイプで間違いないです!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はクライミングシューズの構造と、選び方のポイントを解説していきました!

クライミングシューズの構造を理解することで、シューズの特徴が分かり、自分に合う一足を見つける手助けになると思います!

自分に合った最高の相棒を見つけて、クライミングを更に楽しんでください!

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