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こんにちは!ノボローです!
クライミングに必要な筋肉がまだ備わっていない初心者の方は、傾斜がきつい壁よりも、緩傾斜とも呼ばれるスラブ壁の方が、登りやすかったりしませんか?
僕も初めはスラブの方が得意で、傾斜がある壁で登れるグレードよりも1~2グレード上を登ることができたので、「自分はスラバーだ」と思っていました!
ボルダリングを続けていくにつれて、強傾斜が登れるようになると、今度は逆にスラブの難しさや奥深さが分かるようになってきて、今ではスラブに苦手意識さえできてしまいました(汗
それくらいスラブは複雑なテクニックがあるということなんです!
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今回の記事は、スラブ壁がみるみる登れるようになるボルダリングテクニックを解説したいと思います!
この記事を読めば、明日からスラブを登るときの意識が変わり、上達スピードも間違いなく早くなりますよ!
みんなが思っている以上にスラブは奥が深いよ!
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ボルダリングにおけるスラブ
ボルダリングにおけるスラブ壁とは、傾斜が90°よりも小さい角度(一般的には70°~89°)の壁のことを指します。スラブ壁では、傾斜のある壁に比べて、筋力よりもバランス感覚や身体の使い方などのテクニックが重要とされています。
垂壁と比べて、角度は少ししか違いはありませんが、その登り方は大きく変わります。壁にもたれると手を離すことができるので、足の使い方が登れるか登れないかの命運を分けます。
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腰と胸の位置
腰と胸を壁に近づけ、乗ったホールドと1直線になるように身体の軸を作りましょう。
腰が壁から離れていたり、胸が壁から離れてしまうと、足に力が伝わらず、ホールドにうまく乗ることができない上に、後ろに倒れてしまう力が働いていしまいます。
壁との距離
スラブの壁を登るときは大きなホールドほど踏みやすく、バランスがとりやすいです。身体を前傾させるほど安定して登ることができるからです。
身体をできるだけ前傾させられるように、ホールドは壁から遠い位置を踏むようにします。
三角形を意識する
できるだけ壁から遠い位置を踏むことによって、頭、壁、つま先でできる三角形の面積をできるだけ大きくなるように意識します。
身体と壁の間に、空間を作ることによってバランスを取るのですが、この三角形の面積が小さくなるとバランスが取れなくなります。
薄いボテや小さいホールドに乗るのが難しいのこれが理由!
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面に乗るとき
スラブの壁を登るときは、ホールドの種類によって踏み方や足の使い方が大きく変わります。
接地面積を大きくする
ボテのような面積の大きいホールドに荷重するときは、シューズの先や側面だけで乗るのは良くありません。ソール(靴底)には想像以上のフリクション(摩擦)があり、接地面積を大きくすることでその力を発揮します。
ボテに乗れていない人は、シューズの一部だけで乗ろうとしている人が多いので、面に乗るときは足の裏の接地面積をできるだけ大きくして、フリクションを最大限生かして乗るようにしましょう。
かかとの角度を意識する
面に乗る場合はかかとの角度を下げることを意識しましょう。
ボテに自然に乗ると、かかとは少し上がった状態になるのですが、かかとを上げてしまうと接地面積が小さくなるので、ボテの角度によってかかとの角度を調整して、接地面積を大きくするように意識しましょう。
点に乗るとき
かかとを上げてつま先に荷重
ツブに乗るときは親指の腹の部分を使い、かかとを上げることでつま先に十分に荷重することができます。
面に乗るときのようにかかとを下げてしまうと力が分散してしまうので、うまく乗れなかったり、足を滑らせたりする原因となってしまいます。
エッジングが有効
「土踏まずでホールドに乗らない」ことはクライミングの基本です。それはスラブでは特に重要で、つま先でホールドに乗ることでかかとの方向を変えることができ、次の動きに繋がりやすくなります。
クライミングシューズは母指球に最も力が入る構造になっているので、小さいツブに乗るときはエッジングを意識することが必須です。シューズをホールドの少し上の壁に当て、ホールドを壁からこすり落とすように踏むことで、小さなホールドにも荷重できるようになります。
恐怖心に打ち勝つ
スラブの壁は落下が最も怖い壁です。傾斜がないということは、足を滑らせてしまうと壁に身体を引きずりながら落ちることを人間は本能的に分かっているので、恐怖を感じるのは自然な事です。
「ひょっとしたら足が滑るかも」「乗れてないかも」と思ってしまうと、腰が引けてしまい、余計に足を滑らせてしまうリスクが高くなります。もし足を滑らせてしまっても、反射的に壁を押すことができれば、ケガのリスクは大きく下がります。
スラブへの恐怖心に打ち勝つにはとにかく多く登り、たくさん落ちることを繰り返すことです。どのような状態であれば落ちても平気なのか、足を滑らせたときはどのようにしたら良いのかを身体が覚えることで、恐怖心に打ち勝つことができます。
慣れてくると、足が滑った瞬間に壁を押す動作が身体に染みついてくるよ!
まとめ
この記事で紹介したスラブのテクニックをまとめると
- 腰と胸の位置は一直線にして壁に近づける
- 頭、足、壁でできる三角形の面積を大きくする
- 面に乗るときはかかとを下げ、接地面積を大きくする
- 点に乗るときはかかとを上げ、エッジングを意識する
- 恐怖心に打ち勝つ
まだボルダリングに必要な筋肉が鍛えられていない初心者の方でも触りやすいスラブの壁ですが、ボルダリング歴が長くなればなるほど、奥深さと難しさが分かる壁でもあります。
この記事で紹介したテクニックを日々のクライミングで意識することで、必ず上達の近道になると思います。独特のバランス感覚や緊張感を楽しみながら、スラブ壁に取り組んでみてください!
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