【ボルダリング】ルーフ壁の登り方!コツやテクニック、おすすめシューズも紹介

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト テクニック
ノボロー
ノボロー

Instagramもフォローしてね!

天井にへばりつくように登るルーフ壁。クライマーとしての筋力がまだついていない初心者の方には、テクニックの前に体重を支えるだけで辛いですよね…。

地面と身体が平行になるルーフ壁は、登り方やテクニックが単純な傾斜のある壁とは一線を画す壁と言えるでしょう。

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

今回は、フィジカルとテクニックの両方を必要とされるルーフ壁の登るポイントや、ルーフ壁を登るのに最適なシューズ、テクニックについて紹介していきたいと思います。

ノボロー
ノボロー

ルーフが苦手で避けている人も必見の内容だよ!

フラッギングのコツや使いどころを詳しく解説!の記事はこちら

ルーフって何?

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

英語で「ルーフ(roof)」とは「天井」という意味があり、ボルダリングでいうルーフ壁とは、地面とほとんど平行になるような壁のことを指します。

ぶら下がるように登るため、フィジカル的な強度が高く、初心者が登るにはかなり厳しい壁です。

傾斜のある壁を登るときとは別の難しさがあり、ルーフ壁特有のテクニックがあるので、これらを使いこなすことがルーフ壁攻略のポイントとなります。

傾斜による腕の負担

傾斜によって変わる腕の負担を、体重が60kgのクライマーでシミュレーションしてみましょう。

クライミングの傾斜による腕の負担のイラスト

フットホールドによっても多少の違いがありますが、画像のように、傾斜によって腕にかかる負担が変わっていきます。

傾斜が135°になると、腕にかかる負担は50%になり、ルーフと呼ばれる160°~180°では、腕にかかる負担はほぼ100%のなります。

常に全体重の負担がかかった状態で、悪いホールドを持ち続けることは非常に難しいので、登るときの姿勢やテクニックがとても重要になります。

トゥフックを効果的に使う

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

ルーフ壁を登るために欠かせないテクニックが、トゥフックになります。

普通にホールドに足を乗せるだけでは、ルーフ壁では足がホールドから離れてしまいます。もう片方の足でトゥフックをかけ、両方の足で反対方向に力を加えることで、どちらの足もホールドから離れなくなります。

身体がL字になるように

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

画像の右側のように、ルーフ壁を登るときは持ち手の肘とヒザを伸ばして、身体全体がL字型になるようにすることで、腕への負担が減り、次のホールドに手を伸ばしやすくなります。

画像の左側のように、お尻が下に落ちてしまうと、腕への負担が大きくなるうえに、足がホールドから離れやすくなってしまいます。

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

身体を伸ばして腰が落ちないように体幹を使って姿勢を維持することで、腕への負担が減り、ルーフ壁が登りやすくなるのです。

身体をL字にするために、腰を深く入れる意識を持ちましょう。

ルーフに向いているシューズをはく

クライミングのルーフに向いているシューズの画像

ルーフ壁を登るときにはシューズの選択も重要になります。

・足の甲にもラバーがあるシューズ

トゥフックを多用するルーフ壁では、足の甲のラバーのフリクション(摩擦力)が重要になります。足の甲がラバーで覆われているシューズがルーフ壁には向いています。

ダウントゥのシューズ

画像のように、つま先が下に向いているダウントゥのシューズであれば、ホールドから残りやすくなります。

・ベルクロのシューズ

ベルクロがすべて良い、というわけではないですが、レースアップ(靴紐)のシューズはトゥフックをすると紐が解けてしまったり、スリッパタイプのシューズはヒールが脱げてしまったりするので、ベルクロタイプがおすすめになります。

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

ルーフ以外で登場することはほとんど無いテクニックですが、ルーフ壁を登るときにはとても役立つテクニックを紹介します。

・ピンチフック

両足で1つのホールドを挟むピンチフックができるようになると、ムーブの幅が広がります。足の上下は次に出す手や、課題によって異なります。

・両足トゥフック

大きなホールドの場合は、両足でトゥフックができることがあります。このテクニックができると、両手でホールドを保持しにくい場面や、手を休めるレスティングをする際にも使うことができます。

足がきれて振られたときは…

クライミングのルーフが上達するポイントのイラスト

どんなに足を残そうとしても、足がきれてしまうことはあります。課題によっては足をきらなくてはいけないものもあるでしょう。

強傾斜やルーフで足がきれる場合は、足先から外側に出すことを意識しましょう。

下半身を壁側に残そうとすると、身体が外側に振られてしまい、ホールドを保持することが難しくなります。

逆に、下半身を外側に振ることで、上半身は壁の中に残るので、保持がしやすくなります。

ノボロー
ノボロー

上手なクライマーさんが、足をきった後に上半身を大きく反っているシーンを見たことがありますよね!

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はルーフ壁の登るポイントを紹介しました!

初心者の方にはかなり厳しい壁となるルーフ壁ですが、今回ご紹介したポイントを踏まえた上で、ボルダリングの経験を積んでいけば、ルーフ壁を登るフィジカルも自然と身に着くはずです。

明日からのクライミングにぜひこの記事をお役立てください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました