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「手に持ってるホールドに足を乗せたいけど、足が上がらな~い(泣)」ボルダリングジムで聞いたことありませんか?
丁度良い場所にフットホールドが無い場合、手に持っているホールドに足を乗せなければいけない場面がボルダリングにはありますよね。そのようなテクニックを「手に足」といいます。
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この記事では、「手に足」というテクニックについて、コツやポイントをイラストで分かりやすく解説をしていきたいと思います!
身体の柔らかい女性や子供が上手なムーブだよね!
キョンのやり方とコツ!覚えておきたい足技を紹介!の記事はこちら
手に足とは
「手に足」とは、言葉通り、手に持っているホールドをフットホールドとして使って登る技術のことをいいます。
手に持っているホールドに足をかけるため、多くの場合、腰よりも上に足を上げる必要があります。
身体の堅い人には一番辛いムーブとして知られていますが、女性や身体の柔らかい子どもが得意とするムーブでもあります。
しかし、「手に足」は身体が柔らかければできる、というムーブではありません。身体が堅くても、以下で紹介するポイントさえ知っておけば、手に足ムーブができる可能性がグッと上がります。
内側から?外側から?
手に足には大きく分けると4種類の方法があります。
内側からかけるのか?外側からかけるのか?トゥをかけるのか?ヒールをかけるのか?の4種類です。
一概に”これが良い”というものではなく、その課題や状況、ホールドの向きと大きさ、クライマーの体格やリーチによっても変わってきます。
例えば、外側からヒールしようとしたけどダメだった場合は、内側からトゥをかけてみるなど、試行錯誤をして一番最適なものを選択するようにしましょう。
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手に足のコツ
まずはどこを持って、どこに足をかけるのかを考える必要があります。
クライマーの誰もが、「自分の手が邪魔で足がかからない」なんていう状況を経験したことがあるでしょう。自分の足をかけるスペースを自分で作る必要があるので、どこを手で持って、どこに足をかけるのかを工夫しましょう。
足を上げるため、壁と自分の身体との間にスペースを作る必要があります。
身体の大きさによってスペースの大きさは変わりますが、胸にくっつくような近さのホールドに足を上げることは人間にはできません。
時にはホールドから逆の足を離して(足をきって)壁と身体との間にスペースを作る必要もあるでしょう。
柔軟性が大事
基本的に足を高く上げるムーブであるため、身体の柔軟性は不可欠です。
しかし柔軟性と言っても、開脚や前屈ができないからと言って、手に足ができないとは限りません。
もちろん、身体が堅くて得することは一つもありません。身体は柔らかいに越したことはありませんが、私は開脚や前屈などのスジの柔らかさよりも、股関節の可動域が足を上げることには最も重要だと考えています。
手に足というムーブは足を伸ばしたままホールドに上げるということはほとんどありません。多くの場合は膝がある程度曲がった状態で足を上げることになるので、股関節の可動域が重要になってきます。
また、上の画像のように身体の近くで足を折りたたむような動きができると、壁から剥がされにくくなります。この動きも、股関節の可動域がカギになります。
股関節の可動域を広げるトレーニング
股関節の可動域を広げるストレッチを紹介します。
① 四つん這いの姿勢から、手の内側に足を置きます。反対の足を、ヒザを持ち上げるようにして足の付け根が伸びると感じる所まで足を後ろに引きます。
② 右ヒザを真横に持ち上げていきます。限界まで上げたらゆっくりと下ろしていきます。お尻を意識しながら行うことで股関節をストレッチすることができます。
③ 四つん這いの姿勢から手の間に足を置き、膝を外側に倒していきます。重心を前に倒していくことで股関節を伸ばします。
④ ③の姿勢から身体を倒して前屈します。お尻の筋肉が伸びていくことを感じながら両手を床で重ね、その上におでこを乗せます。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は「手に足」というテクニックについて紹介しました。
足が上がらなくてモジモジしている姿は、お世辞にもかっこいいとは言えませんよねw
日ごろのトレーニングに、股関節の可動域を広げるストレッチを取り入れ、手に足ムーブを成功させましょう!
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