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あのホールドが遠くて届かない…。あと3㎝リーチが長ければ…。ボルダリングをやっていて、こんな風に思ったことって誰にでもありますよね?そのホールドに手が届かないのは本当にリーチのせいですか?
今回紹介するのテクニックは、ボルダリングの基本にして奥義と言っても良いデッドポイントです!
経験者であれば自然とやっているテクニックですが、このテクニックはとても奥が深く、できるのとできないのでは登れるグレードが大きく変わってきます。
この記事を読んで、デッドポイントの理解を深め、もう1ランク上のクライマーになりましょう!
届かなかったホールドを取ることができるテクニックだよ!
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デッドポイントとは
デッドポイントは、クライマーの間では「デッド」という言葉で使われています。
保持しているホールドが悪く、次のホールドを安定した状態で取れないときに使われるテクニックで、伸ばす手と同じ側の足を強く踏み込み、身体が頂点に達した一瞬の無重力の状態のときに手を伸ばして次のホールドを取ります。
片方の足はホールドから離れるので、失敗するとほとんどの場合は落下してしまいます。
静的なスタティックと動的なダイナミックの中間的な存在です。
デッドポイントのやり方
① 基本的には正対した状態になり、バランスを取って次のホールドに狙いを定めます。
② 腰を引いて身体と壁の間に空間を作ります。フットホールドが悪い時は、上体だけ壁との間に空間をつくる場合もあります。
③ 背伸びをするようにホールドに乗り込み、身体が頂点に達した一瞬の無重力の状態の時に手を伸ばしてホールドを掴みます。
身長やリーチの差がかなり出てしまうムーブですが、自分の持っているリーチを最大限活用するムーブなので、デッドが得意なクライマーと苦手なクライマーとでは、かなり大きな差が出てしまいます。
デッドポイントのコツ
デッドポイントのコツは次の通りになります。
- 息を吸ってタメて、息を止めて飛び出す
- タメるときは身体と壁の間に空間を作る
- 背伸びをして取りに行くイメージを持つ
- しっかりと踏み込む
- 身体が頂点に達した一瞬の無重力のときに手を出す
一番のコツを挙げるのであれば、手を出すタイミングです。
正確には頂点に達したときにホールドを掴む必要があります。ホールドとの距離によっては前のホールドを離すタイミングが変わる上、課題によってはギリギリまでホールドを引かなければ、そもそも飛び出せないような場合もあります。
どのタイミングで手を離したら頂点で次のホールドを取れるかが身に着くと、かなり上達したと言えると思います。
基本的には足はきらないで、残していくイメージの方が成功するよ!
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練習方法
デッドポイントの練習方法を紹介します。
デッドポイントの練習では、どのようにしたら無重力の瞬間を作れるかという感覚を身に着けることが重要です。
片手(両手でもOK)でホールドを掴み、両足をフットホールドに乗せます。腕を伸ばして身体を壁から離した状態から、身体を引き付けて、頂点に達した瞬間に次のホールドを取ります。
この瞬間は体重のほとんどが足に乗っている状態になります。手を出すタイミングを身体に覚えさせましょう。
このとき、次のホールドを掴んだ後に、できるだけ腕に負担がかからない取り方を意識すると良いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はデッドポイントについて紹介していきました。
難易度が高く、ホールドが持ちにくい課題ではデッドポイントの連続で構成させれているものもあります。
デッドポイントが要求される課題は多いので、意識しなくても自然にできるように反復練習をして、このテクニックをマスターしてくださいね!
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