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皆さんには得意なホールドや苦手なホールドってありますか?
ボルダリングを長く続けていると、触ったことのないホールドはほとんどなくなってきますよね。「あのホールドはこの辺が持ちやすい」とか、「このホールドは得意なホールドだ」とか分かってきます。
今回の記事は、おそらく「苦手なホールドランキング」をしたら間違いなく第1位になるであろう、スローパーについて、正しい持ち方やコツについてまとめていきたいと思います!
この記事を読めば、スローパーの持ち方が分かり、スローパーへの苦手意識がなくなるはずですよ!
みんなの苦手なスローパーの持ち方を解説するよ!
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スローパーって?
スローパー(Sloper)は、ボルダリングで使用されるホールドの一種で、指が引っかかる明確なエッジや突起がないホールドのことです。
多くのスローパーは丸みを帯びた滑らかな形状をしており、表面がツルツルしているものもあります。サイズは様々ですが、大きいものは人の胴体くらい大きいものもあります。
指先がかかる突起がないため、指先の力や手のひら全体の摩擦を利用して持つ必要があります。
僕も自分がスローパーが得意だと思った事は1度もないなぁ…
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ホールドの形状をよく見る
スローパーをうまく保持するためには、そのホールドをよく観察することが大切です。
スローパーは他のホールドとは異なり、明確なエッジがほとんどありません。どこをどのように待つかを見極めることが、スローパー攻略のポイントになります。以下に観察する具体的なポイントを紹介します。
1.エグレやへこみ
一番へこんでいる部分やエグレている部分が、指のかかるポイントです。
2.どの角度で持つか
スローパーホールドに限った話ではありませんが、地面に対して必ず垂直な向きになっているわけではないので、どの角度で一番指がかかるか観察しましょう。
3.チョークの跡
チョークがついているということは他のクライマーが頑張って持とうとした場所なので、チョークが一番ついている部分が一番持てる部分だと思って良いでしょう。
4.次のホールドとの位置関係
次のホールドがどちら側にあるのか、どれくらいの距離にあるのかで持ち方も少し変わってきます。
スローパーが持てないとき、ブラシは必須だね!
2種類の持ち方
スローパーを持つときには、2種類の手の形があることを知っておきましょう。
手の形は大きく分けて「指を閉じる持ち方」と「指を開く持ち方」があります。以下ではそれらのメリットや使い分けについて解説したいと思います。
指を閉じる持ち方
手の指の間を縮めて、束にして持つときには親指は横に添えます。画像の左にあるような三日月形のような形状のスローパーで、ホールドにへこみがあるときには指を閉じる持ち方が有効です。
指を開く持ち方
指の間を開けて持つ場合は、満月のような丸いスローパーの場合に有効です。
この持ち方は基本的に山なりの形をしたホールドにしか使えないですが、指を開いて全体に圧をかける事によって、摩擦を使って保持をします。
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肩甲骨を下げる
肩甲骨を下げる意識を持つことは、スローパーを保持するために一番大切な事といって良いでしょう。
肩甲骨を上げてしまうと
ホールドを持とうとすればするほど、手に意識がいってしまい、肩が上がり肘が開いてしまいます。その結果、肩甲骨が上がって背中の筋肉を上手く使えなくなってしまいます。
また、重心が上がるので、壁から剥がされる力が大きくなりホールドを保持できなってしまいます。
肩甲骨を下げると
肩を下げ、肘を開かないように意識することで、自然と肩甲骨は下がります。肩甲骨が下がることによって、背中の筋肉が使え、重心が下がって保持が安定するようになります。
肩甲骨を抜く
上の画像のように肩甲骨を抜いて重心を下げて保持をする方法もあります。肩甲骨を抜くと重心が下がるので、保持は安定します。
しかし、次のムーブに移ることが難しくなるので、次のホールドが近い場合のみ有効な手段となります。
「肩を下げる」という意識するだけでも結構変わるよ!
壁と身体の距離
スローパーは壁と身体の位置関係によって保持感が大きく変わってきます。
画像の左側のように、身体が壁に近づけば近づくほど、ホールドは保持しやすくなります。逆に画像の右側のように、壁から離れれば離れるほど保持感は悪くなります。
しかし、次のムーブに移るときにはどうしても身体を壁から離す必要があります。その時には腹筋などの身体の強さが必要になりますが、壁と身体の距離が近いと、次のホールドへ飛び出し辛くなったり、取った時の身体の振られが大きくなるので注意が必要です。
スローパーを持ったまま壁から距離を出すのは上級者の技術ですね!
腕の角度は変えない
パーミングした腕は、多くの場合、身体を上げるのと同時に角度が変わってしまいます。力ずくで保持しようとすると肩が上がり、腕の角度が変わって保持できなくなります。
身体が上がっても肩を下げる意識を持ち、腕の角度が変わらないようにすることで、手が滑らずに保持することができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
スローパーの保持は難しく、苦手意識を持っているクライマーも多くいるでしょう。しかし、コンペなどの大会になれば大きいホールドが登場する可能性も高くなり、スローパーを避けて通ることはできないでしょう。
この記事に書かれてあるポイントを意識して練習を積み重ね、スローパーへの苦手をみんなで克服していきましょう!
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