【ボルダリング】ピンチの持ち方とコツ、上達の道を紹介!

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト テクニック
ノボロー
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みなさんこんにちは!ボルダリング大好き、ノボローです!

今回はホールドを手で挟むように持つ「ピンチ」について解説をしたいと思います!

「ピンチ」という言葉は英語で「つまむ」を意味しており、この持ち方は細長いホールドを持つことに適しています。ボルダリングではピンチできないホールドはほとんど無いと言っても良いほど、この持ち方を多用します。

この記事を読んで、ピンチについての理解を深めて、明日からのクライミングに活かしましょう!

ノボロー
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ピンチについて分かりやすく解説するよ!

この記事を読んで分かること

・ピンチ持ちについて

・ピンチのコツ

・ピンチを強くするトレーニング

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ピンチとは

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト

ピンチ持ちは、親指とそれ以外の指を使って、ホールドを挟むように掴むクライミングのテクニックです。

人間の手で、親指は他の指よりも強く疲れにくいのが特徴です。ピンチを使うと大きなホールドでも安定して掴むことができます。しかし、ピンチはクライマーによって得意、不得意が分かれるテクニックでもあります。

当然手が大きい人の方が、より大きいホールドをピンチすることができ、安定させられるので有利となる場合が多いです。

ピンチが強いクライマーは手が大きくて親指が強いクライマーが多く、この技術で他のクライマーよりも良いパフォーマンスを発揮することがあり、「ピンチマン」と呼ばれることもあるようです。

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ピンチのコツ

ピンチホールドは他のホールドとは異なり、親指がメインとなります。親指をどのように使うかを意識することで、ピンチ持ちをマスターできるでしょう。

ここではピンチ持ちのコツを3つに分けて解説します。

指先を意識する

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト

ピンチ持ちをする場合は、指先から指の腹全体に力を入れるのではなく、基本的には指先を意識して、5本の指の先に力を集中させて持ちます。

それ以外の部分は軽く触れる程度にしておくことで、ホールドをしっかりと保持することができます。

ねじるように掴む

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト

ピンチはただ手で挟むように持つだけではありません。右手で持つときは小指と親指を意識して、ホールドを時計回りにねじるようにして持ち、左手であれば反時計回りにねじるようにして持ちます。

このように持つことで、自然と背中を使ってホールドを保持することができるようになります。

脇や肘を開かない

手を意識するようになると、無意識に脇や肘が開いてしまい、身体を壁に引き付ける力が弱まってしまい、結果、保持することができなくなってしまいます。

脇や肘を意識して閉じることで、背筋でホールドを持つことができるようになります。

最初はやや上を持つ

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト

ピンチ持ちをするときは、最初はホールドのやや上を持ち、手首を引き下げるように下部でロックすると、より強く保持することができます。

水かきの部分の摩擦を使う

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上から揉み込むように持ち、最後は親指と人差し指の間の水かきの部分をホールドの表面で摩擦が聞くように持ちます。

皮膚がズレない分だけ保持力が向上するので、ピンチ持ちのときはこのテクニックを使ってみてください。

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ピンチ力と握力の違いは?

ボルダリングは握力が強ければ登れるというわけではないことをご存知でしょうか?

日本のクライミング界で一番有名と言っても良い、世界チャンピオンにも輝いたことがある楢崎智亜選手の握力は約50㎏ほどで、成人男性の握力の平均より少し強いくらいです。

それにも関わらず、あれだけの超人的な登りができるのは、握力=保持力ではないということを示しています。

握力は3つの力に分けられる

握力は「ピンチ力」「クラッシュ力」「ホールド力」に分けられます。一般的に使う握力はものを握りつぶす「クラッシュ力」のことを指しますよね。

クライミングではホールドを「握る」ことはほとんどないので、あまり「クラッシュ力」に依存するスポーツではありません。

クライミングに必要なのは物をつまむ力である「ピンチ力」と指を固定する力の「ホールド力」が求められます。よって、握力が80㎏あればすごく登れるわけではないのです。

握力が50㎏でも世界チャンピオンになれるということが分かりますね。

ノボロー
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でも握力はあるに越したことはないと思うけどね!

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ピンチ力をつけるトレーニング

ボルダリングのピンチ持ちのイラスト

ピンチホールドを保持するためには、特に親指と他の指の間のグリップ力が求められます。このグリップ力を向上させるトレーニングを紹介します。

プレートピンチ

プレートピンチは、ダンベルなどのプレートを指でつまみ、保持してピンチ力を鍛えるシンプルなトレーニングです。初めは1枚から始めて、重さを増やしたり、プレートの枚数を増やしたりして負荷をかけていきましょう。

ローラーリストボール

ローラーリストボールは、ボールの中にボールが入っているような構造になっていて、ヒモを巻きつけて引っ張ることで中のボールを回します。

手首を使って外側のボールを回すと、中に入っているボールの動きが大きくなっていきます。そこで生まれるジャイロ回転による負荷で、ピンチ力が鍛えられるというものになっています。

ピンチ力に効果的なトレーニングですが、遊び感覚で行うことができ、隙間時間でも気軽に行うことができのでおすすめです。

指たてふせ

指立伏せをするとき、指が開いてしまうと、うまく指たてふせができなくなってしまうので、指を開かないように抑え込む必要があります。

指を開かないようにする力が、ピンチ力アップに効果があると言われています。

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ピンチの注意点

ピンチという持ち方はケガの多い持ち方ではありませんが、いくつかの注意点があります。

手首の角度

ピンチ持ちをする上で手首の角度には注意しなくてはいけません。手首の角度は15°~30°、手の甲側に反る角度が理想的と言われています。それ以外の方向に手首を曲げながら負荷の高いピンチをすると、手首を痛める危険性があるので、注意をしましょう。

親指の腱鞘炎

これも手首の角度が原因でなってしまう可能性があるのですが、手首を適切ではない角度で親指に力を入れることで、親指の根本が腱鞘炎になってしまうドケルバン病になってしまうリスクがあります。

ノボロー
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間違った手首の角度で力を入れすぎないようにしよう!

まとめ

ピンチ持ちはクライミングにおける最も使用頻度の高い持ち方の一つです。この持ち方は得意、不得意が分かれるのですが、この持ち方を避けて通ることはできないでしょう。

適切なウォーミングアップをして、安全に注意しながらトレーニングを行い、強いピンチ力を手に入れましょう!

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